速読・精読 両方必要な理由
前のページを読んでいただいた時点でおわかりかと思いますが速読・精読の両方が、特に初・中級者のうちには必要ということなんです。
- 速読はいわば絨毯爆撃のように片っ端から読んでいきます。理解度も100%ではありません。しかしそれによって、将来必要な基礎となる膨大なInputの貯蓄をしているようなものです。長期の定期預金のようなものですぐに引き出して役に立つという効果は少ないと思います。でも5年・10年と経ってからその蓄積は間違いなく役に立ってきます。10年前にTimeの記者が書いていた言い回しが何気なく自分のライティングに現れたりします。英語の語感も底力として身に付きます。5年以上のスパンで膨大な語彙力が身に付きます。
- 一方、中級者までは平行して英文と日本文をいちいちつきあわせるくらいの精読が非常に役に立ちます。一つは文法の整理と完成です。もう一つは前述したロジックの違いの理解です。この辺の理解は速読のスピードにも貢献します。
- さて、マニュアルも書き終わりいよいよという時期が近づいてきました。平行して例の英会話教室通いは相変わらず続いていました。実は教室のアメリカ人の女性の先生にはすっかり嫌われてしまいました。英語力の足りないことによるCommunication能力の欠如が原因でした。